世界遺産 その192 [世界遺産]
今日も引き続き「バルカン半島諸国の旅」から世界遺産を紹介します。
・モスタル旧市街の古橋地区(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
16世紀に造られた橋 スタリ モストを挟んだ両岸の通りが世界遺産に登録されています。
ネレトヴァ川に架かる橋で、建設当時は途中に橋脚がない珍しい橋だったようです。
残念ながら20世紀末に起きたボスニア・ヘルツェゴビナ紛争により1993年破壊されてしまいましたが、2004年に再建されました。世界遺産としては平和の象徴として登録された面もありますね。
橋から見たネレトヴァ川です。
現在の橋は当時の技法、石材に基づいて再建されていますが、壊される前の石材が川岸に一部置かれています。金具によって石が繋ぎ止められているのが確認できます。
オスマントルコによる支配が長かったこともあり、トルコ風のお土産屋が橋を結ぶ通りに並んでいました。
橋の近くにはモスクがあります。付近には革なめし職人が住んでいたこともあり、モスクには通常外側に清め場所がありますが、ここでは中にもあったようです。
橋の入り口には橋が破壊された’93年を忘れないというメッセージが置かれています。
登録年:2005, 登録基準:(6)
パッケージツアーで訪れました。
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