世界遺産 その28 改訂2版 [世界遺産]
今日も引き続き、先週行きました南イタリア旅行で訪れた世界遺産の紹介です。’08/9の時はローマからナポリに向かう途中、高速道路から外観を見ただけでした。
・カゼルタの18世紀の王宮と公園、ヴァンヴィテッリの水道橋とサン・レウチョ邸宅群(イタリア共和国)
ブルボン王朝のナポリ王国 カルロス7世がフランス ヴェルサイユ宮殿に模して造った宮殿が世界遺産に登録されています。合わせてその庭園と噴水のための水道橋、および関連する場所が世界遺産に登録されていますが、今回訪れたのは宮殿だけです。
宮殿正面の様子と前庭です。正面の道路はナポリまで直線で結ばれる計画だったようですが、約20km地点で止まっています。
宮殿の建物は”田”の字のようになっていて、部屋が1000以上あるようですが、公開されているのはほんの一部だけです。
中央から庭園を眺めることができます。残念ながら訪れた冬期はPM2時半まで入らないとダメのようで、立ち入ることができませんでした(^^;;;
中央正面の階段です。正面にはカルロス7世の像があります。
ヴェルサイユ宮殿と同じく宮殿に入ると王家の礼拝堂があります。上の柱が焦げたような状態になっていますが、第二次世界大戦時に破壊された跡です…
一番豪華な「王の謁見の間」です。
王子の軍事的教育も含めた遊び道具のようです。
分かりにくいですが右はイタリア初のエレベーターのようです(^^)
カルロス7世は宮殿が完成する前にスペイン王に即位したため、代わってその三男のフェルディナンド1世が即位しました。その后がハプスブルク帝国 マリア テレジアの娘 マリア カロリーナで、奥がマリア カロリーナのバスルームだったようです。
ちなみにマリア テレジアの娘ということでマリー アントワネットの姉ということで、ここでもヴェルサイユ宮殿とつながりがありますね。
マリア カロリーナの書斎です。マリア カロリーナがフランスに行ったら、フランス革命は起こらなかったのでは…という話まであるようです(^^;
最後の部屋にはフェルディナンド1世の家族みんなで作ったキリスト生誕を表したプレセピオが置かれています。
中央階段正面のカルロス7世像の後ろを通って、宮殿見学は終了です。
登録年:1997, 登録基準:(1),(2),(3),(4)
これで今回の南イタリア旅行の世界遺産紹介は終了です。なお、ポンペイ遺跡は「その29 改訂版」よりも見学範囲は狭かったのと、今回の旅行と比べて遜色がないのでこのままとします。
コメント 0