世界遺産 その373 - ラパ・ヌイ国立公園 [世界遺産]
今日も先日行きました南米旅行から、イースター島の世界遺産を紹介します。
・ラパ・ヌイ国立公園(チリ共和国)
モアイはイースター島に広くありますが、ここではその中で国立公園として管理されている場所を今回訪れた順に紹介していきます。
・アフ アキビ
最初に訪れたモアイのみ天候が良くなかったですが…
今回訪れた中では唯一海に向かって立っているモアイです。島に渡ってきた伝説の7人が遠いポリネシアの島を見ているのではという云われがあるようです。
・プナ パウ
頭の上に載せてあったプカオと呼ばれる帽子もしくは髪をかたどった岩を採掘していた場所です。赤い岩が採掘できるようです。火口から掘り進めたようですが、どのように火口から出したかはわからないようです。。。
・アフ ビナプ
他のモアイが立つ場所と異なり、ここの石段はペルー クスコの建築物のように石組みがしっかりしているのが特徴です。文明の伝播はよくわかっていないようです。
モアイは基本、男性像なのですが、左に立つのは珍しい女性像です。この写真ではちょっと違いが判別できないですが(^^;;;
・アナ ケア(Ahu Nau Nau, Ahu Ature Huki)
白い砂浜ビーチの前に立つモアイです。初期にポリネシアからやってきた人たちはこのあたりを拠点にしていたようです。モアイはその部族の長の息子たちが建てたもののようです。
ちなみにこの写真では全く分からないですが、背中には模様(服)のようなものが刻まれています。
すぐ近くには部族の長をかたどったモアイも立っています。こちらはかなり太っちょですね。
・テ ピト クラ
倒れたモアイの近くにテ ピト クラと呼ばれる丸い石が置かれている場所があります。伝説ではイースター島に来る船のバランサーとして持ってきたのではというのですが、実際にこのような石を船に乗せたら船が壊れてしまうのではということで、どこまでホントかわからないようです(^^;
・トンガリキ
15体のモアイが立つ場所です。有力者の方々のモアイのようで元々は21体あったようです。
日本の重機メーカーの協力で復元した場所です。記念碑が日本語の説明も交えてあります。※2代目の記念碑で昨年2023年に作られたようです。
ちなみに記念碑の横には日本で展示されたこともあるモアイも立っています。
日の出鑑賞の時の写真です。
近くには絵画も見つかっています。
また住居跡もあります。
・ラノ ララク
モアイの製造場所です。
・アカハンガ
モアイが倒された跡がある場所です。
近くには小ぶりのモアイがあります。歴史的にみて最初は小ぶりのモアイを海岸近くに立てたようですが、その後、有力者が陸地側に大きいモアイを立て直したのがみてとれる場所でもあるようです。
・オロンゴ/ラノ カウ火山
モアイが建てられた後の歴史で、島の南にあるラノ カウ火山近くで行われた超人儀式が行われた場所です。
・アフ タハイ
アメリカ人考古学者の推測に基づいて最初に復元されたモアイです。歴史学的に本来は背の順になっているようですが、復元のさきがけとして意味がある場所となっているようです。
ちなみに、アメリカ人考古学者の墓石が近くにあります。
唯一完全に復元したモアイのようです。胴体は元の物ですが、プカオと目は作り直したものです。
日の入り時に撮影した写真です。
・バイフ
倒れたモアイと合わせて当時の生活を垣間見る野外展示があります。
登録年:1995, 登録基準:(1),(3),(5)
パッケージツアーで訪れました。
頭の上の帽子は、どうやって乗せたのでしょう。重そうですから、気になりました^^
by アヨアン・イゴカー (2024-11-23 13:03)
アヨアン・イゴカーさん、コメントありがとうございます。
文字による記録はありませんので、推測でしかないようなのですが、小石を積み上げて坂を作り出し、その頭の上に乗せたようです。ちなみに小石はモアイが立つ石垣周辺にたくさん転がっていたようです。
※現在、周辺は修復されているのと、チリ大地震等による津波の影響もあり正確かどうかはわかりません。
by せとっこ (2024-11-23 22:31)