人の技 その622 - オロンゴ [ミュージアム]
今日も先日行きました南米旅行から、現地4日目のイースター島で訪れた場所を紹介します。
・オロンゴ
モアイを造っていた時代から変わり、イースター島の木々がなくなり、長老の教えが役に立たなった頃、イースター島の部族の長を決めるために、毎年各部族から屈強な男たちがイースター島のすぐそばにある小島に降り立つ鳥の一番早く産み落とされた卵を見つけて取って帰るレースが行われていたようです。一番に戻ってきた部族の長が島全体を治める「鳥人間」として君臨したようです。※最後に行われたときにヨーロッパ人が記録しただけで、過去までは把握できていないようです。
オロンゴはその儀式が行われた場所です。
屈強の男たちの様子です。
右は小島に卵を産む渡り鳥です。今は見かけないようです。
イースター島近くにある3つの小島があります。一番奥が鳥が卵を産む島です。
イースター島側は崖になっていて、降りるのは大変なうえに海を泳いで渡り(浮き袋のようなものはあった感じです)、小島の奥側から上陸し、卵を持って再びここまで戻ってくる感じのようです。
各部族の長が儀式の間、寝泊まりしていた場所です。いくつもの石でできたてたものがあります。入り口は狭く、武器を持って他の部族の長を制圧するということはできないようになっています。
中を公開するために、屋根の一部がはぎとられています。
大きいものは中で部屋が分かれている感じのようです。
その裏側にある火山 ラノ カウです。火口が湖になっていて、トトラ葦で大部分が覆われています。トトラ葦は浮き草でペルー、ボリビア国境にあるチチカカ湖でも有名ですね。
ここまでがオロンゴの写真です。
少しだけ離れたところにもラノ カウのビューポイントがあります。こと辺りから湖まで水を汲める道があるようです。
また、ラノ カウの反対側を見るとイースター島の今の居住地であるハンガロアの町が見えます。イースター島の住民は現在ここだけに住んでいるようです。
ちなみに手前はイースター島の空港 ハンガロア マタベリ国際空港です。小さい島ながらそれなりの滑走路があります。