世界遺産 その206 改訂3版 - 明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業 [世界遺産]
今日は'22/9に行きました熊本旅行で訪れました三角(西)港分を差し替えたものを世界遺産シリーズとして改めて掲載します!
・明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業(日本国)
ここでは登録エリア、構成資産番号順に表示します。
・萩エリア
・萩反射炉
長州藩が実験用の反射炉として造ったようです。
・恵美須ヶ鼻造船所跡
長州藩が大型の軍艦を造るために建設した造船所です。今は堤防しか残っていないですね。
・大板山たたら製鉄遺跡
恵美須ヶ鼻造船所に鉄を供給するために造った製鐵所です。
・萩城下町
萩市内の一部が登録されています。ここでは代表的な建物などを掲載します。
長州毛利藩の居城 萩城跡です。
萩城跡そばにある旧厚狭毛利家萩屋敷長屋
城下町にある商家 菊屋家住宅です。
・松下村塾
明治維新の立役者を輩出した場所 松下村塾です。
・鹿児島エリア
・旧集成館
薩摩藩の軍事強化と産業育成を目的に造った場所です。
機械加工が行われた建物 機械工場です。
反射炉跡です。
旧鹿児島紡績所技師館です。紡績工場のイギリス人技術者の宿舎として建てられたものです。
・寺山炭窯跡
集成館で使用する燃料の木炭を製造する場所として造られたものです。
・関吉の疎水溝
集成館で使用する水力発電用の取水口です。
・韮山エリア
・韮山反射炉
江戸幕府直営の反射炉で、実際に鋳造したようです。
・釜石エリア
・橋野鉄鉱山
江戸時代末期から明治初期に造られた洋式高炉跡です。
・佐賀エリア
・三重津海軍所跡
佐賀藩の海軍所跡で訓練所、造船所等の遺構があります。
・長崎エリア
・小菅修船場跡
蒸気機関を用いて船を陸揚げし、修理した場所です。
・三菱長崎造船所 第三船渠
中央に写っているのが第3ドックで、1905年に竣工したものです。
・三菱長崎造船所 ジャイアント カンチレバークレーン
左に写っているのがジャイアント カンチレバークレーンです。大型機械の移動用に使われています。
・三菱長崎造船所 旧木型場
木型工場として造られた工場です。現在は三菱重工の資料館として使われています。
・三菱長崎造船所 占勝閣
中央のクレーン横の丘のようになっている麓?に三角屋根が少し見えている建物が占勝閣です。現在は、迎賓館のような役割の建物のようですが、一般には公開されていません。
・高島炭鉱
高島にある北渓井坑跡です。近代的な炭坑として開発された場所です。
・端島炭鉱
いわゆる軍艦島と呼ばれる炭坑跡です。一時は約5000人程が働いていて、アパート、学校、映画館などがあったようです。
・旧グラバー住宅
貿易商であり、明治初期の産業に貢献したトーマス・グラバーの私邸です。
・三池エリア
・三池炭鉱、三池港
炭鉱脈に沿って、いくつかの炭坑がありますが、そのうち2か所の炭坑と関連施設が世界遺産の範囲になっています。
宮原坑です。1898年に造られた炭坑で1901年の第二竪坑が現存しています。
万田坑です。1902年に造られた炭坑で1908年の第二竪坑が現存しています。
専用鉄道敷跡です。石炭、人などを運ぶために敷かれました。今は線路もはがされていますが、一部残されています。
三池港です。大型船が出入りできる石炭の積出港として造られました。石炭を海外に輸出するために造られた旧長崎税関三池税関支署、有明海の干満の差が激しいことから造られた閘門も関連する施設として指定されています。
・三角西(旧)港
三池港が整備される前に使われていた港です。また当時の関連する施設もエリアに含まれています。
ホテルとして利用されていた浦島屋です。
公会堂として利用されていた龍驤館です。
旧三角海運倉庫です。
ムルドルハウスという洋館です。
旧高田回漕店という運送業者の建物です。
三池港が整備される前に使われていた港です。また当時の関連する施設もエリアに含まれています。
整備された東排水路も構成資産に含まれています。
三角(西)港の石畳も構成資産に含まれています。
山側にある旧三角簡易裁判所です。
旧宇土郡役所です。
・八幡エリア
・官営八幡製鐵所
八幡製鐵所の旧本事務所です。煉瓦積みの建物です。
他の修繕工場、鍛冶工場は非公開です。
・遠賀川水源地ポンプ室
八幡製鉄所に必要な水を遠賀川から組み上げた場所です。
登録年:2015, 登録基準:(2),(4)
'08/11から'22/9までに訪れた写真を掲載しています。