世界遺産 その292 改訂4版 - 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産 [世界遺産]
今日も引き続き'22/8に行きました上五島旅行から、世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」で今回訪れた場所を追記して掲載します。
今回で全て訪れることができましたので、コンプリート版です(^^)
・長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産(日本国)
・大浦天主堂
江戸時代末期に建てられた教会で、明治初期に増改築し今に至っています。
信徒発見といわれる舞台になった場所です。
周辺には関連する建物があります。
・外海 出津集落
隠れキリシタンが住んでいた今の長崎市外海地区 出津集落に、明治時代に入り教会が建設されました。
旧出津救助院と合わせて周辺の集落が世界遺産の対象になっています。
・外海 大野集落
こちらも隠れキリシタンが住んでいた今の長崎市外海地区 大野集落に、明治時代に入り教会が建設されました。石積みの建物は珍しいですね。
・原城跡
江戸時代初期に起きた島原の乱にてキリスト教徒を含む住民が立てこもった場所です。
住民側の代表として、いわゆる天草四郎は有名ですね。
大きな城跡ですが、その後の一揆の拠点にならないよう、大部分が破壊されています。
・黒島の集落
興禅寺というお寺ですが、潜伏キリシタンがマリア像として見立てた像もあったようです。
牧場跡地で、潜伏キリシタンが平戸から移住して開拓したようです。
潜伏キリシタンの墓地が残っています。
潜伏キリシタンの当時の指導者だった方の屋敷跡で、1865年の信徒発見の報を受け、大浦天主堂へ告白しに行ったようです。
20世紀初めに建てられた黒島天主堂です。重要文化財に指定されています。
カトリック共同墓地で黒島天主堂が建てられた頃より使われているようです。
・平戸島の聖地と集落 春日集落と安満岳
安満岳の山頂にある神社の奥に信者の祠が残っています。
山頂からは春日集落を見ることができます。
信者が切り開いた棚田が今も残っています。
棚田内には小高い山「丸尾山」があり、キリシタン墓地があったようです。
・野崎島の集落跡
旧野首教会です。
旧野首教会周辺には畑と集落跡があります。
また、港周辺にも集落跡があります。
さらに人目を忍ぶために島の中心部から離れた場所に集落跡(舟森集落跡)があります。
・頭ヶ島の集落
重要文化財に指定されている頭ヶ島天主堂周辺の集落跡が世界遺産に指定されています。
現在も住民の方がいるため、見学できる範囲は限られています。
・平戸島の聖地と集落 中江ノ島
平戸島からほど近いところにある小さな島です。江戸時代初期にキリシタンを処刑した場所で、その後、信者の間で聖地とみなされている場所のようです。
現在、一般の人は立ち入ることができません。
・久賀島集落
五島列島 久賀島にある築100年以上経つ旧五輪教会堂を含む周辺地区が世界遺産に登録されています。
・奈留島 江上集落
五島列島 奈留島にある江上天主堂を含む地区が世界遺産に登録されています。こちらも築100年を経ています。また、湿度が高いことから、高床式になっている珍しい建物です。
・天草 﨑津集落
天草 﨑津にある隠れキリシタンがいた集落が範囲に登録されています。教会自体は昭和の建物ということで、メインではありませんが、近くにある﨑津諏訪神社などが含まれています。
神社奥にある展望台の途中から見た﨑津の街並みです。
登録年:2018, 登録基準:(3)
世界遺産に登録される前の2010年から、大浦天主堂の複数回訪問を含めて2022年までの合計8回にかけて訪れました。
世界遺産 その21 改訂2版 - ロンドン塔 [世界遺産]
今日も2月下旬に行きましたイギリス中部旅行から、現地4日目に訪れた場所を紹介します。
4日目はホテルのレイトチェックアウトを利用して、スーツケースは部屋に置いたまま、ロンドン市内を散策してきました。
まずはバッキンガム宮殿周辺に行き、そのあと世界遺産 ウェストミンスター寺院、ウェストミンスター宮殿周辺へ。このあたりは、既に世界遺産シリーズでも改訂版で追記していますので、今回の掲載は割愛します。
そのあと、テムズ川沿いを下降に向かって散策し、タワー ブリッジへ。タワーブリッジの北にあるのがロンドン塔です。'07/12のイギリス ロンドン旅行で訪れていますが、当時は世界遺産をメインにしていなかったこともあり、西側と内部しか撮影できていませんでしたので、今回はそれ以外の周囲を追記して掲載することにします。
・ロンドン塔(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)
ロンドン タワー ブリッジ近くになる城・宮殿です。11世紀頃から建設、利用されているようです。
中はいつくかの建物に分かれていて、模型のような感じになっています。
写真真ん中の建物がホワイト タワーです。
中は甲冑。武具博物館のようになっています。日本のものもありました(^^)
また、教会も内部にあります。
クイーンズ ハウスです。
カラスがいなくなるとロンドン塔がなくなってしまうという伝説から、カラスが飼われています。
城内の様子の他に、イギリス王室の宝石類なども見ることができます。なお、宝石類の部屋は撮影禁止でした。
ここまでが'07/12に撮影したものです。今よりも撮り方が甘いので、観光客がそれなりに写り込んでいますね(^^;
続いて'23/2に撮影したものを掲載します。
ロンドン塔の南側(テムズ川から)の様子です。
東側からの様子です。
北側の様子です。
登録年:1988, 登録基準:(2),(4)
ロンドン市内を散策中に訪れました。'23/2では帰り、ロンドン地下鉄の最寄り駅 Tower Hill駅からDistrict lineに乗車しました。
世界遺産 その348 - ソルテア [世界遺産]
今日も2月下旬に行きましたイギリス中部旅行から、現地3日目に訪れた世界遺産を紹介します。
この旅行での世界遺産の新規紹介はラストです。新規箇所は6か所ということでこれまでに訪れた世界遺産は合計348か所。節目の350か所まであと2か所となりました。また、現時点で世界遺産の合計1157か所に対して、30.1%の訪問と3割越えになりました(^^)
・ソルテア(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)
マンチェスターから北東方向に約50kmの所にある町が世界遺産に登録されています。
繊維工場と合わせて労働者のための住みよい環境を提供するために造られた19世紀のモデルタウンが世界遺産に登録されています。
今回は繊維工場跡と周辺を軽く散策してみました。
繊維工場跡です。一部、楽器屋、美術具屋、本屋などが建物内に入っています。
建物内に飾られていたソルテアの絵です。
1階の天井の様子です。
紡績工場跡は結構大きい感じです。
ROBERTS PARKで、こちらも世界遺産の範囲です。
公園内にあった建物で、策に囲われていました(^^;
家族連れなどが割と多く公園内を利用している感じでした。
って人が写っていないので、まったくそんな感じに見えないかもしれませんが…(^^;;;
エア川です。ソルテア(SALT-AIRE)ということで、町の名前由来の川です。
Saltaire United Reformed Churchです。
中はイベントが行われている感じで、入りませんでした。
登録年:2001年, 登録基準:(2),(4)
レンタカーで訪れました。
世界遺産 その347 - ファウンティンズ修道院遺跡群を含むスタッドリー王立公園 [世界遺産]
今日は先月(2月)下旬に行きましたイギリス中部旅行から、現地3日目に訪れた世界遺産を紹介します。
・ファウンティンズ修道院遺跡群を含むスタッドリー王立公園(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)
マンチェスターから北東方向へ約70kmぐらい、今回宿泊したバーンズリーのホテルから車で1時間ほどの所にある18世紀ごろに造られた公園が世界遺産に登録されています。
結構広く、すべてを散策しようとすると1日ぐらいかかってしまいますので、今回は有料ゾーンを中心に散策してきました。
南北が逆転している地図ですが、上、右3/4ぐらいを散策した感じでしょうか。
A World Heritage Siteということで(^^)
いくつか駐車場、有料ゾーンのゲートがあるのですが、今回は真ん中あたりにあるビジターセンターから入場しました。
なお、当日はヨーロッパ特有の晴れ時々雨といった天気でしたので、空模様が結構変わります(^^;
Fountains Hallです。中に入れそうで、入れませんでした(^^;
12世紀に建てられたファウンテンズ修道院で、公園(庭園)が造営される前には廃墟になっていた感じです。
2月という割には緑の大地と色づいた木がいい感じです。
池の近くにあるTemple of Pietyです。
公園は起伏があって、行きの東側の丘の上にあるBanqueting Houseです。
池の東側の丘にあるOctagon Towerです。
同じく池の東側の丘にあるTemple of Fameです。Octagon Towerより南側にあります。
有料ゾーンの写真はここまでです。
有料ゾーンの外側、北側を歩いて駐車場へ戻ります。
Choristers' Houseです。
St Mary's Churchです。
人が写っておらず閑散とした感じのように見えますが、訪れた当日、駐車場はそれなりに埋まっていて、犬連れの家族が多くいた感じです。
写真は加工せず、なるべく人が写らないようにしています(^^)
登録年:1986年, 登録基準:(1),(4)
レンタカーで訪れました。
世界遺産 その346 - ダーウェント峡谷の工場群 [世界遺産]
今日も先日行きましたイギリス中部旅行から、2日目に訪れた世界遺産を紹介します。
・ダーウェント峡谷の工場群(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)
ダーウェント川沿いに建つ工場群が産業革命の初期の工場として世界遺産に登録されています。
今回はバーミンガムから北北東へ約50kmぐらいの所にあるベルパーという町の工場跡を撮影してきました。
ビルの窓ガラスがかなり割れていて、保存状態が良くないです(^^;なお、地階は洗車屋となっています。
昨年(22年)まで博物館として公開されていたようなのですが、このような状況下なのか、閉鎖しています。
案内板右側のグリーンになっている範囲が世界遺産です。
登録年:2001年, 登録基準:(2),(4)
レンタカーで訪れました。